家でキャンドルを作る材料の選び方|ワックス・芯・キットと火の注意

家でキャンドルを作るときは、材料を買う前に「火を使わない方法か、ワックスを溶かす方法か」を決めます。 蜜ろうのシートを芯に巻く方法なら、火を使わずに形にできます。ワックスを溶かして容器や型に流す方法は、湯せんの道具と、作業の後に溶けたロウを流しに捨てない準備が必要です。どちらでも、完成したキャンドルを灯すときは、燃えやすい物から離し、火をつけたままその場を離れないことが前提です。
この記事は、販売ページとメーカー・消防の公開情報をもとにした選び方の整理です。当サイトで材料を使って作り比べたレビューではありません。教室で作るキャンドルの種類(ジェル・ブロック・クリア)と持ち帰りの違いはキャンドル作り体験の選び方にまとめています。

作り方を2つに分ける
| 作り方 | 主な材料 | 火・熱 | 向く人 |
|---|---|---|---|
| 蜜ろうシートを巻く | 蜜ろうのシート・芯 | 作るときは使わない | 子どもと一緒に、まず形にしてみたい人 |
| ワックスを溶かして流す | ワックス・芯(座金付き)・容器や型・湯せんの道具・温度計 | 湯せんで溶かす | 容器入り・ボタニカルなど形や色を選びたい人 |
ワックスを溶かす方法は、作業の後の片付けも含めて考えます。ローソクのメーカーのカメヤマは、ロウが約60℃で溶ける性質を説明したうえで、溶けたロウは新聞紙の上などに流して自治体の方法で捨て、配水管には流さないよう案内しています(カメヤマ「ローソクの正しい使い方」)。鍋や道具に付いたロウも、流しで洗い流す前に拭き取れるようにしておきます。
ワックスの種類と、融点の確かめ方
楽天市場の販売ページを見ると、同じ「パラフィンワックス」でも、融点の表示は商品によって違います(2026年11月1日の確認では、58℃・68℃・135°Fなどの表示がありました)。ソイワックスにも「融点50℃」と表示された商品があります。どの温度で溶かして流すかは、買ったワックスの表示と、キットの説明書に従います。
- パラフィンワックス:キャンドル用として、ペレット(粒)状などで売られています。融点の表示を確かめて選びます。
- ソイワックス(大豆):容器に流して作るキャンドル向けの「ソフトタイプ」と表示された商品があります。
- 蜜ろう:シートのほか、粒やブロックでも売られています。化粧品の原料向けなどの商品もあるため、キャンドル用として使えるかを販売ページで確かめます。
香りや色を足す場合は、キャンドル用と書かれた香料・色材を選び、入れる量は商品の表示に従います。キットによっては、香りや飾りの素材が含まれていないものがあります(下のカメヤマのキットの販売ページには「ドライフラワーなど装飾素材や香りなどは含まれておりません」と記載)。
芯と容器を合わせる
芯は、キャンドルの太さ(容器の直径)に合う太さを選びます。芯の販売ページには、芯の太さの規格(例:「H芯3×3+2」など)や長さ・座金の直径が書かれていることがあるため、作りたいキャンドルの直径に合うかを販売店の案内で確かめます。
燃やし方にも注意があります。カメヤマの手作りキャンドルキットの販売ページでは、中心だけが溶けてしまう「トンネル現象」を防ぐために、3時間以上続けて灯すことを勧めています。また、カメヤマは、芯が長くなりすぎて炎が大きくなったら、いったん火を消して芯の先を5ミリほどに切るよう案内しています。
キット・材料を比べる
販売ページで、セット内容を確かめたキットと材料です(2026年11月1日に確認)。並び順は、火を使わない方法から順に並べたもので、おすすめの順位ではありません。
kinari 蜜蝋シート キャンドル入門セット
商品番号 152-00290/蜜蝋シート4枚と芯4本のセット。シートのサイズ:縦20.5cm×横21.5cm(はなどんやアソシエの販売ページの記載)
- 主な特徴
- 手で曲げたり、芯に巻きつけたり、はさみで切ったりして、火を使わずに作れる(販売ページの説明)
- ワックスを溶かす道具が要らない
- 向く人
- 子どもと一緒に作りたい人。湯せんの準備や片付けをしたくない人
- 注意点
- 作るときに火は使いませんが、完成したキャンドルを灯すときは、ほかのキャンドルと同じ注意が必要です。容器入りや色の層など、溶かして作る形は作れません。
価格・在庫・送料は、販売先のページで確認してください。
カメヤマ 手作りキャンドルキット ソイキャンドル(木製芯付き)
品番 BA9930005/2個分のキット。原料:ソイワックスソフト・固形顔料・ガラス・木・顔料(販売ページの記載)
- 主な特徴
- 木製の芯で、灯すと「パチパチ音」がする(販売ページの説明)
- 親子で作れる2個分で、動画のレシピがある
- 向く人
- ガラス容器に流すソイキャンドルを、材料を個別にそろえずに試したい人
- 注意点
- ドライフラワーなどの飾りや香りは含まれていません。ワックスを溶かすため、湯せんの道具と片付けの準備が要ります。下のボタンは検索結果で、ほかのメーカーのソイキャンドルキットも並ぶため、品番 BA9930005 を確かめて選びます。
価格・在庫・送料は、販売先のページで確認してください。
カメヤマ 手作りキャンドルキット ボタニカルキャンドル
品番 BA9930001/セット内容:ワックス200g(パラフィンワックス58)、キャンドル(ロイヤルラウンドφ50 ホワイト)、ポリカーボネート型(ポリ製クリアカップ3インチ)、作り方説明書(販売ページの記載)
- 主な特徴
- 好みのドライフラワーやドライフルーツで作るボタニカルキャンドルのキット
- 灯してもドライフラワーの入った外側のワックスまで溶け出さない作り(販売ページの説明)
- 向く人
- 飾りを入れたキャンドルを作りたい人。手持ちのドライフラワーを使いたい人
- 注意点
- ドライフラワーなどの飾りと香りは含まれていません。飾りは燃えやすいため、灯すときは炎との距離に注意します。下のボタンは検索結果で、同じメーカーのボタニカルゼリーキャンドル(BA9930002)やほかのメーカーのキットも並ぶため、品番 BA9930001 を確かめて選びます。
価格・在庫・送料は、販売先のページで確認してください。
材料を1つずつそろえる場合
キットの次に、材料を個別にそろえるときの検索結果です。ワックスは融点の表示を、芯は太さ・長さの表示を見て選びます。
広告楽天市場で「パラフィンワックス キャンドル用 融点」の検索結果を見る(新しいタブで開きます)
広告楽天市場で「キャンドル 芯 座金付き」の検索結果を見る(新しいタブで開きます)
販売先のリンクについて
「広告」と表示したリンクは、楽天アフィリエイトを通じた楽天市場と、Amazonアソシエイトを通じた Amazon.co.jp(検索結果)への広告リンクです。検索結果のページには、別の商品も表示されます。リンクから購入が成立すると、当サイトが紹介料を受け取る場合があります。キットは販売ページのセット内容で比べ、紹介料の有無で並び順を変えていません(広告の扱い)。
灯すときの火の注意
東京消防庁は、ロウソクの火災事例として、木製台の上に置いたアロマキャンドルを消し忘れて布に火が移った例、棚に置いたアロマキャンドルの火が上の段の藤かごに届いた例、作業をしているうちに火をつけたことを忘れて離れ、自作のキャンドルホルダーの蝋が溶けて飾りの枝に火がついた例を紹介しています(東京消防庁「ロウソク・線香・蚊取線香」)。
- 燃えやすい物(布・紙・かご・飾りの枝など)の近くや、上に物がある棚の中で灯さない
- 火をつけたまま、その場を離れない。離れるときは消す
- 不燃性の受け皿・燭台の上で、まっすぐ安定させて灯す(カメヤマは、燭台は金属や陶器などの不燃性のものを選ぶよう案内)
- 消した直後のキャンドルや容器は熱いため、冷えるまで触らない
よくある失敗
- 溶けたロウを流しに捨てる:配水管が詰まる原因になると、カメヤマは案内しています。
- 飾りを入れすぎる:ドライフラワーなどの飾りは燃えやすいため、芯や炎の近くに置かないようにします。
- 中心だけ溶けて穴が空く:キットの販売ページの「3時間以上続けて灯す」の目安を参考にします。
よくある質問
子どもと一緒に作るならどれがよいですか?
作る工程で火や熱いワックスを使わない、蜜ろうシートを巻く方法から始める方法があります。溶かして作る場合は、湯せんと流し込みは大人が担当します。年齢の条件はキットのパッケージ・説明書で確かめてください。
アロマオイルを入れてもよいですか?
キャンドル用と表示された香料を、商品の表示の量で使います。カメヤマのソイキャンドルキットの販売ページでも、香料を入れてアロマキャンドルにすることを案内しています(香料はキットに含まれていません)。
次にすること
- 火を使わない方法か、溶かす方法かを決め、キットか材料を選びます。
- 道具をそろえずにまず作ってみたい場合は、キャンドル作り体験の選び方を読み、体験の一覧で浅草・蔵前周辺のキャンドルの体験を探せます。
参考にした資料
- 東京消防庁「ロウソク・線香・蚊取線香」(火災事例)(確認日:2026年11月1日)
- カメヤマ「ローソクの正しい使い方」(確認日:2026年11月1日)